エネループ(eneloop) vs エボルタ(EVOLTA)
|
ツイート |
エネループ(eneloop)とエボルタ(EVOLTA)。充電器と電池の組み合わせの種類は色々。
バリエーションがありすぎて良く分かりません。 まず、エネループは旧三洋電機が作っていた充電池。エボルタはパナソニックが作っていた乾電池。パナソニックが三洋電機を買収して経営統合した経緯があり、今はパナソニックがエネループもエボルタも両方販売しています。エボルタは元々、乾電池のブランド名なので充電式エボルタと充電できないアルカリ乾電池エボルタがある。
この時点でちょっとややこしい。eneloopは旧三洋電機の充電池ですが、国内シェア7割・海外シェア11%と抜群の知名度を誇る製品なので、経営統合後もパナソニックは継続販売するようです。 エネループと充電式エボルタを比較していきます。おおまかな違いは、 繰り返し充電できる回数が多いエネループ一度充電すると長時間使えるエボルタそれぞれにお手軽・スタンダード・ハイエンドの3モデルがあるといった感じ。とは言ってもエネループがエボルタに比べて極端に容量が無いわけではないし、エボルタの繰り返し回数がエネループより極端に少ないというわけでもありません。価格はほぼ同じ。エネループかエボルタかよりも、お手軽モデルかスタンダードモデルかハイエンドモデルかの違いが大きいです。以下、比較表。mAhは容量です。
値段は2014年3月現在。黒字価格はビックカメラの参考価格。最新の価格でないこともあります(随時更新予定)。
お手軽モデル・スタンダードモデル・ハイエンドモデルのどれがいいのか。 基本的にはスタンダードモデルがおすすめエネループかエボルタかは好みで少しでも安く済ませたいとか、一回の充電での長時間駆動に拘りがない限りはスタンダードモデル。 お手軽とスタンダードの比較。容量は半分で充電回数が倍のお手軽モデル、容量が倍で充電回数が半分のスタンダードモデル。実は容量×充電回数のトータル寿命はほぼ同じです。電池単体の値段もほぼ同じ。 では電池単体で買うとお手軽モデルとスタンダードモデルで価格差が無いのに、充電器セットだと価格に差が出るのはなぜか?違いは何なのか?ズバリ充電器の性能の差です。急速充電器は実質3.5倍ほど急速充電でき、充電時間が短くて済みます。容量が少ないエネループliteであれば急速無しでも7時間で満充電。睡眠時間を考えれば十分でしょう。しかし急速充電無しの充電器で、容量がライトの倍のスタンダードなエネループを充電すると7時間の倍の14時間となるとちょっと実用的ではない。ということでスタンダードモデルには急速充電器が付属しています。急速充電器なら容量がライトの倍のスタンダードでも4時間で満タンに充電可能。 どれを買うか迷った場合は容量と繰り返し充電回数と価格のバランスが良く、充電器セットモデルだと急速充電器が付いてくるスタンダードな通常モデルがおすすめ。2本充電器セットモデルなら3.5倍、4本充電器セットモデルなら7倍急速充電器が付属。エネループにするかエボルタにするかは性能も価格もそれ程の違いは無いので好みで。エネループは繰り返しの充電回数が少し多め、エボルタは一度の充電で少し長めに使える。単3の場合、お手軽モデルだと容量が半分になってしまうし付属の充電器も急速充電器ではありません。急速充電無しだと充電時間は7時間、後でスタンダードを買い足した場合は14時間かかってちょっと不便。お手軽モデル付属の充電器BQ-CC24はタイマー式で満充電になっても充電が自動で停止しないのもマイナス。ハイエンドモデルはスタンダードと比較して充電回数がかなり少ない。というわけで迷った時はスタンダードモデル。
ちょっとの電池容量の差で電池切れが防げることもあるので、少しでも容量が欲しい場合はハイエンドモデル。 バリエーションモデル eneloop plusなどバリエーションモデルとしてeneloop plusという安全性を高めたモデルがあります。もし電池のプラスとマイナスが直接繋がってしまった、または何らかの誤った使用法で繋がってしまってショートした場合。そのまま長時間放置すると100℃以上まで温度が上がったり、爆発したりする恐れがあります。エネループプラスでは、ショートして異常発熱が起きた時にPTC(Positive Temperature Coefficient)という小さな素子がブレーカーのような役割を果たして電気を遮断。使い捨てカイロと同程度の60℃程度までしか上がらないような安全な作りになっています。充電池を子供向けのおもちゃに使うはこのようなモデルがおすすめ。
電池としての性能はスタンダードなeneloopに近い(一つ前の第2世代エネループのスタンダードと同じ)。容量は1900mAh、1800回繰り返し充電可能。既に製造中止のようです・・・個人的にはこのような安全性に考慮したモデルは残しておいて欲しかった。 見分け方エネループだとlite(お手軽低容量)・無印(スタンダード)・pro(ハイエンド大容量)とハッキリ名前が分かれているけど、エボルタはEVOLTAe(お手軽モデル)・エボルタ(スタンダードモデル)・エボルタ(ハイエンドモデル)とちょっと曖昧でややこしい。 パッケージや説明文をよく読んで確認。充電池の型番、充電器の型番、充電器セット販売の型番で確認。 色は基本的に、
となってますが、エネループもエボルタも色だけで判断するのは危険。 エネループにはeneloop tones glamorous(エネループ・トーンズ・グラマラス)など色違いの限定カラーがあります。トーンズ・グラマラスはスタンダードなエネループと中身に差は無く、性能は同じ。美容家電などに合いそうなピクシーゴールド・ピクシーシルバー(キラキラ)、レオパード(豹柄)、ピンクの4色。エボルタにもワンピースモデルなど限定カラー。やはりパッケージ、説明文、型番での確認が大事。 使い方について 充電するタイミング・一度の充電でかかる電気代は?まず、買ってすぐ使えます! 最初に充電する必要なし。数回充放電を繰り返すと性能が安定します。 それと従来のニッカド電池やリチウムイオンバッテリーでは、使い切ってからではなく使用途中で継ぎ足し充電を繰り返すと電池やバッテリーが劣化してしまうことがありました。メモリー効果といって、どんどん容量が少なくなり長持ちしなくなります。しかし最新のニッケル水素電池であるエネループやエボルタでは、使い切らずに継ぎ足し充電しても長持ちしなくなるということはありません。気付いたら取り敢えず充電というスタイルでの使い方がおすすめ。 気になる一度の充電でかかる電気代ですが、何と0.1円! 普通の電池を買うより断然お得。百均などの激安電池を無くなる度に買うよりも、充電池を買ってしまった方が更に安い。 切れやすいスマホの電池。単3電池でスマホを充電することもできます。 エネループ・エボルタの充電器と充電器の互換性について充電器は生産終了の旧型については基本的にエネループ用充電器はエネループ充電池、エボルタ用充電器は充電式エボルタしか充電できないと思っておいた方が良い(2014/3月現在)。現在生産されているもの、充電器セット販売付属のものはエネループ・エボルタ共用の充電器。但し、まだ旧型が店頭で売られていたりするので注意が必要。
古いエネループ・エボルタ充電器との互換性の詳細については、エネループ・エボルタ充電器互換性一覧表を参照。パナソニック(旧世代エボルタ)中心の充電器互換性一覧表、三洋電機(旧世代エネループ)中心の充電器互換表もあり。 現行のエネループ・エボルタ両対応充電器の比較
・急速充電・・・単3形スタンダードモデルの充電式エボルタ2本で比較。BQ-CC24でも付属のエボルタe(スタンダードモデルの半分の容量)であれば7時間で満充電。BQ-CC11とBQ-CC21は3〜4本充電の場合は3.5倍充電。 ・待機電力ゼロモード・・・国際規格IEC62301に基づく待機電力の実測値が平均0.0005W未満 ・スマートチャージ・・・発熱の原因となる無駄なエネルギー部分の充電を省いて充電時間を約5%削減・充電しすぎのムダを省く ・全モデル海外対応(AC100-240V) 7倍急速充電器が欲しい場合は充電池4本セットモデルがお得
セットモデルを買っても、急速充電器単体を買っても実は価格にあまり変わりはありません。しかも付属するのは最新のエコナビ機能が付いたBQ-CC11(2014年3月現在)。最初からセットモデルを買った方がお得。4本セットモデルでもBQ-CC11が付属するモデルと、旧型の7倍速充電器が付属するモデル・3.5倍速充電器が付属するモデルがあるので注意が必要。充電時間にかなり違いがあります。 ちなみに充電器では単3形の一世代前のエネループ(HR-3UTGB、HR-3UTGA、HR-3UTGなど容量1900mAh)を30分で急速充電できる・・・実質28倍(笑)の急速充電器NC-M70というのがありましたが、発熱が凄いです。BQ-CC11は2時間かかりますがその辺は改善されています。
3.5倍急速充電器の場合も、充電器単体で990円・2本セットで1320円(ビックカメラ参考価格)。エネループのスタンダードモデル2本が330円で買えてしまう計算なので、最初からスタンダードモデルのセットがおすすめ。どのセットモデルにどの充電器が付いてくるのかの詳細は、セットモデル付属充電器一覧表にまとめました。 充電器は現行の充電器セットモデルに付属する充電器・単体で売られている充電器はエネループ・エボルタ共用で互換性があり両方充電できます。現行品のセットモデルにどの充電器が付属するかはこちらの一覧表にまとめました。たまに旧型の製品が紛れていたりするのでやはり型番でチェック。 パッケージ、本体から品番・セットなら型番を確認。新型の場合は大抵パッケージに充電式EVOLTA・eneloop両対応充電器と書いてあったり、ネット通販なら説明文に書いてあると思うのですが、分からない場合は型番でチェック。 ネット通販で安く買いたい場合は送料無料充電池は値段自体がそれ程高くないので、ネット通販で安く買いたいなら送料無料がおすすめ。ビックカメラやアマゾンなど。値段はどちらでも大差なし。ポイント込みならアマゾンよりビックカメラの方が少しだけお得な場合もあるようです(2014年3月現在)。アマゾンは送料無料の場合とそうじゃない場合があるのでよく確認。 単1形・単2形充電池単1形の充電池や単2形の充電池もありますが、値段が一本1000円以上とちょっと高い。 単3形のエネループやエボルタが余っている場合は 単3形のエネループ・エボルタを単1形や単2形電池として使うスペーサーを買えば単3形が単1型や単2形電池として使用できます。値段が安く済んでおすすめ。
スペーサーが付属する充電池セットモデル(ファミリーセット)もあります。
急速充電器、充電式エボルタ単3×4本、充電式エボルタ単4×2本、
・・・長くなっちゃいましたが、まとめると、 当HPの情報を基に誤動作・動作不良・事故・故障等が起きても当HPは一切の責任を負いません。必ずメーカーに最終確認をしてください。 Copyright(C) エネループ vs エボルタ 違いを徹底比較 All Right Reserved |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|